2/5(木) は診察終了後、VMN Live! 視聴しました。
本日の症例は『膀胱腫瘍が原発と思われる犬の両側腸骨リンパ節郭清手術』でした。
膀胱の腫瘍は犬だけでなく猫でもみられます。
出血性膀胱炎のような症状で、抗生剤、消炎剤、止血剤などの治療では完治せず、そうこうしているうちに今回の症例の様に近隣のリンパ節に転移することもあるわけです。
バオでも全症例で初診時にエコー検査まではしませんが(他院からの転院症例などはしますが)、治りにくいと思ったら膀胱、腎臓、尿管、尿道のエコー検査をします。
膀胱粘膜の異常が疑われたら、場合によってはカテーテルでその部位の細胞吸引→細胞診をします。
細胞診をセンターに依頼し、結果によって内科・外科治療のご相談をします。
今日のセミナーでも講師の南先生が「扁平上皮癌は100%取れないなら、外科はやめたほうがいい」と言っていました。
以前ダックスで膀胱三角という尿管が入り込む場所に腫瘍(扁平上皮癌)がみられ、これは取り切れないから内科でいきましょうとご説明したのですが、切ってくれる病院があるからと転院されました。とても残念でしたし、そのワンちゃんのその後もとても心配でした。
最終的にはご家族の意向で事は進むのですが、その場合も、あまり理にかなっていない場合はこちらの考えを述べさせていただきます。でも、最終的にはご家族の考え優先です。どんな場合も。
間違ったことをおすすめしないようにするためにも、日々正しいことは何か、日進月歩変化(あえて進歩とは申しません)する獣医学についていくために、我々は勉強し続けなければなりません。
お疲れ様です!
Dr.BAOでした〜(^_^)ノシ
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