2/2(木)午後診終了後、VMN Live! 1.『椎間板ヘルニア』2.『腹腔内腫瘤』を視聴しました。
Live OPE 2でした。
今夜のVMN Live!は、、、
■ライブ手術症例 1
【患者】チワワ、5歳、雄
【稟告】2017年01月30日に大型犬と遊んだ後、右後肢跛行
同日夕方より両後肢跛行
2月1日、当院に紹介
【検査】両後肢CP・DP0
[血液検査] 著変なし
[CT検査] 胸椎12-13 右にIVDD所見
[MRI検査] 胸椎12-13 右に脊髄圧迫像
胸椎7-10 脊髄に高信号領域
以上の検査より、外傷性椎間板ヘルニアによる後肢麻痺と判断し、
本日ライブ手術
■ライブ手術症例 2
【患者】ウェルシュ・コーギー、12歳、去勢雄
【稟告】ここ2週間、右後肢を引きずって歩くとのことで、
1月29日、当院に紹介
【検査】起立歩行可能、後肢ふらつきあり CP・DP異常なし
触診にて疼痛はなし
[腹部超音波検査] 脾臓に腫瘍性病変、腹水貯留(血様)
[CT検査] 少量の腹水
直腸の背側に腫瘍性病変
左副腎腫脹
脾臓腫瘍性病変
肺に円形孤立性病変が最低4カ所(最大直径13mm)
以上の検査より、腫瘍性疾患の破裂による腹腔内出血と判断し、
確定診断のため、本日試験的開腹手術による生検
という内容でした。
1.は胸椎ⅩⅡ-ⅩⅢ間の関節突起部をドリルを用いてヘミラミネクトミーを行い、突出していた椎間板物質を除去。
2.は後腹部切開にて直腸背側の腫瘤のファインニードルバイオプシーを行うもほとんど血液が採取され、もともと血小板減少、腹部紫斑のようなものが出ていたことからDICの恐れも有り、オペはそこで終了となりました。
1.の椎間板のオペは、術部も非常に小さく、オペ時間も非常に短く、さすがでした。
2.は、なんともなんともなオペで、CT検査でいろいろな所見が出ていたので、果たしてどこまでやるのかと観ていたら、実際、腫瘤の確認だけになりました。
1.の予後は良好でしょう。
2.の予後は厳しいでしょう。ま、かなり腰椎の変形性脊椎症も出ていたようなので、緩和療法などでQOLを上げていくような治療になるのでしょうね。
バオでも明日オペがありますが、木曜にこのライブを観ておくと、金曜のオペの手の運びが若干、速くなる、気がする〜っDr.BAOでした〜
あたたかくしてお過ごし下さい〜
(^_^;)ノノ゛〜
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