2016年12月20日火曜日

ペット中医学入門講座「衛星式弁病・弁証診療法」

12/18(日)は中医学の勉強に、イスクラ@東京に行ってきました。

午前の部は、「衛星式弁病・弁証診療法」という内容で、いつもの楊達老師のご解説。
この衛星式という弁証の立て方は、本場中国にはないもので、我々がいつも行っている西洋医学的な診断でまず病名をしぼり(弁病)、次に、その病気の中医学基本病機(メイン病理変化)を判断し、その基本病機に基づいて四診で中医学個別体質弁証(衛星)までたどり着く中医学的診断(弁証)なのです。

西洋医学は完璧ではありません。
が、中医学も完璧ではありません。
中医学の弁証論治には定量検査の数値的情報が不足し、偽症状と主観的な素因の影響を受けやすく、マクロは得意だけれど、ミクロは不得意という特徴があります。

それを補って余りあるのがこの衛星式という弁証なのです。

我々の診療スタイル(まず西洋医学的アプローチから始める)を変えずに進めることができ、時には症状すら出ていない時にも治療へと繋げることができ(中医学ならでは)、西洋医学を補完でき、マクロだけでなくミクロ弁証へと繋げることもでき、異病異治に経時的な時間要素も加えることができ、疾病の予後・転化の予測がしやすくなり、再発予防の『養生』に繋げることもできる、というものです。

まあ、これには西洋医学の付け足し的なやり方では到底なし得ない、中医学的なアプローチがそれなりに必要なわけで、私Dr.BAOもそのために中医学の勉強をするべく、アラ還の我が身に鞭打っております (苦笑)。

ここのところの寝不足による睡魔🏊と闘いながらの午前の部でしたorz...

午後の部へと続く〜


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