2015年7月28日火曜日

日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会に参加しました

7/26(日)は、日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸に参加しました。

今回も会員の先生の症例発表を中心に、参加者からの質問、そして中医師の先生の解説。

たくさん勉強しました(^_^)ノ

中医学。
従来の西洋獣医学と全く同じ範囲のことを、かなり違った角度からとらえ直す作業。

前にも書きましたが、中医学的な解釈の方がしっくりくる症例も少なくないのです。

中医学においては、違う病気でも症状が同じなら、同じ治療になります。

西洋獣医学的にはそこは非常に違和感があってもおかしくないのですが、Dr.BAO的には、そこはすんなり受け入れられました。

以前から天候がどうのこうのの話は毎日のように診察時にご家族に話していましたし。

ただ、説明が二重になると、だんだん診察時間が長くなるのではと、ちと危惧してはおりますがゞ

いずれ、中医学診断の時間をきちっと設けようと思っています。

そして、予告ですが、明日7/28(火)、ちょっと関連のことを公開する予定です。

乞うご期待\(^_^)/

Dr.BAOでした〜\▼・ェ・▼/\=^_^=/




2015年7月23日木曜日

VMN Live! 『尿管結石および腎盂結石に対する尿管ステント術』

本日7/23(木)、VMN Live! 『尿管結石および腎盂結石に対する尿管ステント術』を視聴しました。

最近、webセミナーが多いですね。こちらも助かります。
夜、診察終わってから、夜間病院などでセミナーがあるのですが、往復クルマを運転したり、お腹減ったまま帰ったら夜中に晩ご飯食べることになって、何回かその後体調を崩すことになったりで、最近夜間セミナーにはよほどのテーマでなければ行かなくなりましたゞ

そのかわり、昼間でも夜診療終わってからでも、院長デスクでMacBookProで視聴できて、お茶も飲んで、お菓子も食べながら(笑)、勉強できてサイコー\(^_^)/ってなわけです。

あ、さてー、本日の尿管ステントですが、尿路外科の最近流行のインターベンション治療ですね。インターベンション治療とは、外科侵襲を少なくして、最小限の切開でカテーテルなどをレントゲン透視下などで血管や尿管などに通して治療すること。

今回のオペではバッチリ開腹して、わかりやすくして? 進めてくれました。

Cアームというレントゲン透視装置を使いながらのオペでした。

Cアーム、高価なんです。ベントレーも余裕で買えるくらいで。

そんな機械を買ったが最後、患者さんへは何らかの形で負担増となるでしょうし、バオでもレントゲンの透視装置はありますが、Cアームはありません。

レントゲンの透視はありますので、気管ステントはできるので、先日東京までドライラボに行ってきたわけです。

一方、近所の北摂ベッツセンターでも最近 気管ステントのオペを受け入れてくれるそうで、自院でするか依頼するか大いに悩み中です。

Cアームがあれば、どこの病院でも尿管ステントのオペが出来るとも限りません。

いずれにせよ、今回の症例のネコちゃんも、もっと積極的に食事管理その他が徹底していれば、こんなややこしい(たぶんしかも高価な)オペを受けなくて済んだんだと思いますので、皆様も、くれぐれも早め早めの対応(動物病院へ)をとっていただいて、処方食などは獣医師の指示の下、くれぐれも自己判断で通販で買うなどということがないようにして下さいね。

Dr.BAOでした(^_^)ノ

クーラーのかけ始めの頃は、人も動物さんも疲れやすくなっています。
あなたのかわいいパートナーをよく観察してあげて下さいね(^_-)-☆


2015年7月13日月曜日

WJVF 第6回大会に参加して

7/12(日)はWJVF(WEST VETERINARY FORUM 2015)に参加しました。

充実した一日でした。

最近はなかなか土日とか金土日とかの学会・セミナーには参加しにくい状況(病院が)なので、日曜一日参加がほとんどです。それだけに集中します。

本日は、
「体液を極める: 胸水・腹水ー貯留液の評価ー」
「猫の黄疸を鑑別する」
「犬の特発性てんかんの治療」
「獣医再生医療シンポジウムin WJVF2015」
「トイプードルの整形外科疾患」
以上のテーマを聴講しました。

胸水・腹水は日常よく診る病態ながら、診断の最終の詰めの段階で悩むことも少なくありません。が、講師の平田先生がかなりクリアにさせてくれました。

猫の黄疸も確かに詰めの段階で悩むことも少なくない病態です。
が、これも講師の小出先生(大学の超優秀な後輩)がさすがの講演でした。

犬のてんかん。60~70頭に1頭の割合で罹患するといわれています。
ということで、バオでも開業以来、誰かがてんかんの治療を受けておられる、という状況です。最近、新しい抗てんかん薬が出来て、新しい流れになってきました。ということで、ちゃんと流れについて行くべく、ポイントおさえてきました。

Dr.BAOは日本獣医再生医療学会の会員ですが、学会の中の学会みたいなセッションでした。獣医再生医療の現場での問題点、今後の展望のようなシンポジウムで、面白かったです。

最後は休憩挟んで3時間の長丁場。
トイプードルの整形外科疾患。なぜトイプードルか? 飼育頭数が急に増加した犬種は、その後様々な先天的な問題が起こる可能性が高い、という講師の陰山先生の視点。確かにシベリアンハスキーしかり、ゴールデンしかり、チワワしかり。。。
バオでもトイプードルでの膝蓋骨脱臼は多いですね。橈尺骨骨折のプレーティングもしましたし。

その、最後のセッションの間の休憩が少し長かったので、会場のニューオータニのカフェでカプチーノとしゃれ込んでみたものの、会場に財布を〜忘れた〜Dr.BAOでしたorz...
必死でメールして、病院スタッフに助けてもらいまちた(^_^;)ゞ

それにしても暑い大阪でした。

皆さん&あなたのかわいいパートナーも、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。

Dr.BAOでした〜(^_^)ノ゛

2015年7月10日金曜日

VMN Live! 『皮下膿瘍及び瘻管切除』

7/9 VMN Live! 『皮下膿瘍及び瘻管切除』を視聴しました。

膿瘍は膿がたまった袋状の病巣のことで皮下に多く見られます。

傷からの感染(咬傷など)が多いのですが、他の原因もあります。
治りにくいものは要注意です。
単純なかまれ傷でも歯が中に残っていたり、今回のように竹串が刺さっていたり、、。

培養検査で効く抗生剤を見つけて集中的に使ったり、レントゲンやエコー検査でその他の異常を探ったり、よほど込み入ったものはCTが必要になるかもですが、そんな風にして原因を探り、それでも分からなければ、外科でアプローチ。

バオでもいままで、この瘻管には何例か苦労しました。
他院で絹糸で卵巣を結紮した避妊手術後の瘻管は結局両側に瘻管が出来て、開腹して左右の結紮してある絹糸をとったら治った例や、胸部側面の瘻管は胸膜ギリギリに小さな異物があって開胸を免れた例や、過去他院で行った脱臼整復オペのピンがだんだん抜けてきた例や、なんやかやもっといろいろありますね。

外科をする前に、できるだけ原因を見つけておかなければと、思った次第です。
(今回のLiveのオペでは、開けてから竹串だと分かったようですので。。。)

何にしても早期発見・早期治療が大切なのは言うまでもありません。

変だな、と思われたら、できるだけ早く動物病院へ行きましょう\▼・ェ・▼/\=^_^=/

ということで、Dr.BAOでした(^_^)ノ゛

2015年7月6日月曜日

ペット中医学講座「気血津液と気血津液弁証」

ペット中医学講座「気血津液と気血津液弁証」のWEBセミナーを視聴しました。

JPCM日本ペット中医学研究会のWEBセミナーは会員はいつでも視聴でき、いつでも繰り返し勉強できるようになっています。これは非常に良心的。

今回のテーマである「気血津液と気血津液弁証」は中医学の基礎理論の中でも重要な位置を占めるもので、この理解なくして中医診療はできません。

Dr.BAOもJPCMのWEBセミナーや中医学の書籍などで何度も何度も基礎を勉強しています。はじめはその世界観をつかむまでがなかなかでしたが、そこに入っていくと、ひとつひとつのことがすーっとつながり始め、、でも、基礎の書籍はいつもそばに置いて、ことある毎に見るという習慣にしています。

今まで30年以上やってきた西洋医学とは違う世界観。おもしろいんですよ、これが。

そして、西洋医学の理論ではなんかしっくりこなかった病気が、中医学的なアプローチの方がしっくりくることもあったりして。

奥深いのであります。

なので基礎は大切。

楊達老師〜m(_ _)mははーっ

Dr.BAOでした。m(_ _)mへへーっ