7/9 VMN Live! 『皮下膿瘍及び瘻管切除』を視聴しました。
膿瘍は膿がたまった袋状の病巣のことで皮下に多く見られます。
傷からの感染(咬傷など)が多いのですが、他の原因もあります。
治りにくいものは要注意です。
単純なかまれ傷でも歯が中に残っていたり、今回のように竹串が刺さっていたり、、。
培養検査で効く抗生剤を見つけて集中的に使ったり、レントゲンやエコー検査でその他の異常を探ったり、よほど込み入ったものはCTが必要になるかもですが、そんな風にして原因を探り、それでも分からなければ、外科でアプローチ。
バオでもいままで、この瘻管には何例か苦労しました。
他院で絹糸で卵巣を結紮した避妊手術後の瘻管は結局両側に瘻管が出来て、開腹して左右の結紮してある絹糸をとったら治った例や、胸部側面の瘻管は胸膜ギリギリに小さな異物があって開胸を免れた例や、過去他院で行った脱臼整復オペのピンがだんだん抜けてきた例や、なんやかやもっといろいろありますね。
外科をする前に、できるだけ原因を見つけておかなければと、思った次第です。
(今回のLiveのオペでは、開けてから竹串だと分かったようですので。。。)
何にしても早期発見・早期治療が大切なのは言うまでもありません。
変だな、と思われたら、できるだけ早く動物病院へ行きましょう\▼・ェ・▼/\=^_^=/
ということで、Dr.BAOでした(^_^)ノ゛
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