4/13(木)午後診終了後、VMN Live! 『膣腫瘤(ビデオ解説)』『腹壁脂肪腫、肝臓腫瘤切除(ビデオ解説)』を視聴しました。
ライブのようでライブで無い、べんべん、の解説でした。
(ライブでビデオの解説ということです。すみませんゞ)
1.『膣腫瘤』
〔雑種(チワワ・トイプードル)、7歳、雌、体重3.4kg〕
【経過】
・先月より、排便時に疼痛症状を示し、肛門周囲が腫れているとの主訴にて
動物病院を受診。
・触診にて、肛門周囲から骨盤腔内にかけて、最大径約10cm程の巨大腫瘤を
発見した。
・CT検査で、直腸腹側、そして膀胱・尿道の背側に位置する巨大な腫瘤病変を
確認。
・Tru-cut 生検にて平滑筋腫と診断された。
⇒ 子宮頸部もしくは膣原発の腫瘍を疑い、後日、開腹手術を実施した。
というものでした。
講師(術者)はいつもの南先生。
今回の膣腫瘤は「平滑筋腫」でした。バオでもつい最近同様のオペがあり、同じ「平滑筋腫」でした。で、そのワンちゃんも未避妊で、同時に卵巣子宮全摘術も行いました。
講師の南先生曰く、卵巣を取った場合、再発・増殖は最低限に抑えられる、とのことでしたので、少し安心しました。今度ご家族にもそう話すつもりです。
さて、2. 『腹壁脂肪腫、肝臓腫瘤切除』
(ミニチュアシュナウザー、12才、雄)
【経過】
・2013年7/3に右腹壁に腫瘤を主訴に紹介受診。
・CT検査にて腹壁に 5 × 5.8 × 6.0cm の腫瘤と肝臓に 2.8cm 大の腫瘤が
認められた。
・腹壁のマスに関しては、細胞診で脂肪腫と判断された。
・飼主との相談の結果、経過観察を希望されたため紹介病院で実施していた。
・2017年2/4に腫瘤が大きくなって来たとのことで受診。
・CT検査にて腹壁に 7.2 × 10.6 × 7.9cm の腫瘤が認められ、腹腔内にせり
出し膀胱、前立腺を圧迫している。
・また肝臓の外側左葉に 8.3 × 6.7 × 6.0cm 大の腫瘤が認められた。
⇒ 飼主が手術を希望されたため2/25に手術を実施した。
というものでした。
肝臓の腫瘍、先日エコー検査で肝臓と脾臓に腫瘤が確認できたケースは、貧血、腹水(腫瘍からの出血の疑い?)があり、輸血の必要ありと判断し、夜間病院での受診をおすすめし、ご帰宅。夜間病院からの連絡無し(行かれなかった?)、どうされたかの確認していないのですが、若干しづらく。。。ゞ
夜間はCTもあり、麻酔→CT→オペを期待していたのですが。。
ま、最終、ご家族の判断ですので。
貧血が無ければ、バオでもお引き受けしたと思います。
動物さんの『血液バンク』を熱望いたします。
それと、筋間の脂肪腫はバオでも何例かありますね。案外止血作業に時間がかかったのは今回の例と同じです。血腫作らないように、慎重な作業が必要なのです。
という感じでした。
今回はけっこう質問しました。
ライブセミナーの良いところですね。
その場で回答してくれますので。
桜も🌸大阪はソメイヨシノはぼちぼち満開を過ぎ、次は八重桜かな??🌸🌸🌸
花冷えなどお気をつけられて、かわいいパートナー共々ご自愛下さいね🍀
Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛
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