2014年4月8日火曜日

犬の消化器疾患に対する腹部超音波検査

2014年3月16日にCIVI北梅田研修センターで行われました、超音波検査のセミナーに参加しました。

ワンちゃん、ネコちゃんが嘔吐、下痢、食欲不振、黄疸、体重減少などの臨床症状を呈していた場合、いろいろな疾患を疑い鑑別診断をする必要があります。
消化器の症状であっても、神経や循環器、内分泌の疾患がないとも限りません。
その鑑別診断を行うにあたり、一般身体検査の他に、血液検査、腹部X線検査が第一選択として行われると思います。
もちろんそれらの検査で診断がつく場合もありますが、さらに有用な情報を得るのには、超音波(エコー)検査も重要になります。
腹部臓器に限らず胸部のエコーでも、エコーだから分かる変化や異常所見もありますので、今後の診察において診断の一助としてエコー検査をお勧めする場合もあるかと思いますが、ご協力いただければ幸いです。
特に心臓(弁膜症など)、肝臓胆のう(肝炎、胆泥症など)、泌尿器(結石など)の問題を抱える子は定期的なエコー検査をお勧めします。

以上、吉原でした。

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