2015年12月17日木曜日

ペット中医学応用講座「主として腎をテーマに」

12/6(日)のJPCM(日本ペット中医学研究会)@東京の午後の部は、
1.北京農学院 陳武教授による「慢性腎不全の中西結合的検討と臨床の実際」
2.北京龍福金動物医院 ラオ先生による「中枢神経疾病におけるMRI診断及びイスクラ産業ペットサプリメントの応用」
3.JPCM会員からの発表
4.楊達中医師による「腎と補腎」

以上盛りだくさんの内容でした。

1. 腎不全の中医学的分類

  1. 気陰両虚型
  2. 肝腎陰虚型
  3. 脾腎気虚型
  4. 脾腎陽虚型
  5. 陰陽両虚型
  6. 湿熱中阻型
  7. 水湿停衆型

腎不全の本質は、運化を司る脾と血脈を司る心と血の異常による。
「脾不健運」と「血瘀」は病気の「本」。
治療の根本は「健脾活血」。

慢性腎不全証は主に、虚、濁、瘀、毒の四大病理机制が存在し、それに応じて段階ごとに処置をとるべし。
いずれの段階においても、「健脾活血」となる鍼灸や中薬治療は必要である。

2.

  1. 脳挫傷の症例 中医学的な診断は血瘀証→手術で凝血を除去し中薬で治療、または鍼灸、中薬の連携→活血化瘀
  2. 水頭症の症例 中医学的な診断は気滞血瘀、萎証、痺症→鍼灸、中薬
  3. 原因不明の麻痺の症例 中医学的な診断は萎証→快元、通楽
  4. 肉芽腫性脳膜炎 →プレドニゾロン、グリセリン、快元、通楽、寧心

4. 先天の本である腎について。
腎と膀胱
腎の基本機能
腎病のポイント症状
腎のメイン病理変化
補腎の基本
補腎陰と補血
補腎陽と補気
補腎と利水解毒について
補腎と活血について

以上、全体的に「腎」をテーマの講演でした。

奥深い腎の話オンパレード。

午後の講演はついて行くのに必死でした(≧_≦)ノ

カオス、、、その先に見えるだろうものを待ち続けつつ。。
地道な勉強続けるのみ(`・ω・´)✏️☆

もーほんと、じつにおもしろい\(^_^)/

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛


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