12/24(木)イヴの夜、VMN Live!『1.慢性嘔吐の猫 2. 腸重積の猫』というウェブセミナーを視聴しました。
今回は2例、どちらも猫。で、どちらも消化器症状。
で、講師の先生もおっしゃってましたが、ここんとここういう症状が続いていて、、、と。
そうなんですよ、そういうことは臨床現場の獣医師なら誰でも経験していることなんです。同じような症状の症例が続くこと。
でも! そういう時によく落とし穴もあるものなんです。
今回の2例、2.が先にあったらしく、触診でも異常があり、エコーで確定してオペに入ったと。で、確かに腸重積があって、腸の一部を切除して吻合したというもの。
1.が後で、同じような症状でCTをみたらどうも腸の一部が狭窄しているので何らかのイレウス(腸閉塞)だろうと開腹。でも腸閉塞は見つからず、たしかに狭い部分はあったものの閉塞はしていなかったので、その部分の前後をバイオプシーして閉腹したと。
症状の改善がみられることをわたくしDr.BAOも祈りますが、どうなんでしょうという感じでした。
2.の例はこれで後うまく術後管理ができれば改善していくと思われますが、1.の例はうーん、、。ですね。
やはり外科は勝算が大事だとDr.BAOは考えます。
やっても治らないなら切らない。やって治る可能性がどこまであるならおすすめするか?
前にも書きましたが、ここから先はそういったこと全部を開示して、ご家族とよく話し合うことが大事だと思います。
うーん、すごいなー、うまいなー、というオペライブもいいのですが、我々にとっては、こういうウーンなオペもいろいろすごく勉強になります。
別に間違っていたということではなく、他のやり方もあったかもしれないと考えさせられるケースでもありました。
いよいよ今夜はイヴ。
皆様はどんな夜をお過ごしでしょうか?
あと1週ほどの今年。あと1週ほどをがんばりましょう!\(^_^)/
ではでは、Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛
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