2019年12月3日火曜日

「犬の腹部超音波を1日見まくる!!」セミナー

 皆様、大変ご無沙汰致しておりました。
 お元気でいらっしゃいますでしょうか。。。
わたくし、Dr.BAOは元気にやっておりました\(^_^)/
ココが、しばらくご無沙汰だったのは、わけがありまして、、
国際中医師試験の試験勉強を頑張っておったからであります(^_^;)ノ
2017年に試験勉強を始め、2017年12月に受験したのですが、6教科中1教科不合格で不合格だったのです_ノ乙(、ン、)_
で、リベンジの2018年末、再受験して見事? 合格しまして、『国際中医師』となりました!

 その間も、セミナーには時々出ましたし、ウェブセミナーも視聴しておりましたが、如何せん、ブログを書く時間を惜しんでおったというわけですm(_ _)mスマセン

 前置き長くなりました。

 では、今回のセミナーは、、、12/1(日)
「犬の腹部超音波を1日見まくる!!」セミナーでした。講師は戸島篤史先生。
戸島先生はiVEATという米国認定獣医師の先駆けのような宮林先生のところでレジデントをしておられ、Dr.BAOはその時ちょうどiVEATで超音波研修を受けていたので、戸島先生にも直接指導してもらいました。

 1日、ずーっとエコーの画像を見て、参加者があてまくられるという地獄のような(笑)セミナーでした。当然午後からも一睡もしませんでした(当然やヾ(ーー )☆)。

胆嚢、肝臓、脾臓、腎臓、副腎、膀胱、前立腺、膵臓、小腸
書いてても疲れるほどの豊富な内容でした。

 確認も有り、新しい発見も有りのとても有益なセミナーでした。

 人気講師なのも納得です。
益々頑張って下さいね、戸島先生!
あ、自分もがんばれよヾ(ーー )☆

 今後のエコー検査、ひと味ちがいまっせー
では、ここらで、失礼致しますー   Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛


2017年12月28日木曜日

VMN Live! 1.『門脈シャント整復術』(ビデオ解説)2.『SUBシステム設置術』(ビデオ解説)

12/28(木)夜、VMN Live! 1.『門脈シャント整復術』(ビデオ解説)2.『SUBシステム設置術』(ビデオ解説)を視聴しました。ウェブセミナーです。

今夜の症例は、
1.『門脈シャント整復術』(ビデオ解説)
 (小型雑種犬、8ヶ月、2.0kg、雄)

【経過】
 ・去勢手術の術前検査にて、小肝症および門脈シャントを疑うエコー所見あり
 ・確定診断と治療の為に、当院に紹介される

 ・CT検査にて門脈より胃脾静脈を経由して後大静脈にシャントする血管を確認
  最終的には、TBA前=60.8umol/l TBA後=342.9umol/l

⇒ 12月17日に手術を実施。術中血管造影により血管を確認し、セロファンフィ
  ルムにて結紮
  現在術後経過を観察中

------------------------
2.『SUBシステム設置術』(ビデオ解説)
  (日本猫、8歳、去勢雄)
 
【経過】
 ・3日前より突然発症、食欲不振、元気消失
 ・検査にて治療に反応しない急性腎不全、精査治療のため当院を紹介

 ・CT検査にて、両側腎臓に結石多数、右腎臓萎縮、左腎盂拡張、尿管結石を確認
  左腎臓機を温存し、再尿管閉塞による急性腎不全を回避する為に、SUB
  システムを設置へ

⇒ 12月17日に手術を実施、術中腎盂造影によるSUBシステム設置術を行う
  現在術後経過を観察中
というものでした。

門脈シャントの症例は、去勢手術の術前検査のエコー検査で門脈シャントを疑う所見がみつかったと。なんかスゴいですね。去勢手術の術前検査でエコー検査。良いかもしれませんが、バオではルーティンには行っていません。このあたりは病院によって様々でしょうね。コストのこともありますし。

門脈シャントの手術は、診断にCTが必要なこともあり、バオではVRセンターに依頼します。

次のSUBシステム。尿管結石の症例に適応されるシステムですね。
尿管結石の診断もやはりCTで確認と。

CT、あるといいですね。
CTがない病院は、二次病院や、検査センターなどに依頼するわけですよね。待ちがあまりなければ、それもいいかもしれませんね。

ココからはDr.BAOの個人的な意見ですが、CTやMRIという高価な設備を導入すれば、どうしてもそのコストをどこかから調達するわけで。それ診療費ですね。
それでも良い診療には代え難い、とお考えの保護者様はそれでいいわけですし。
そうじゃない方は、そうじゃない病院を選ばれるでしょうし。
動物病院も多様性の時代ですから、ご自分に合った病院、見つかるといいですよね。

2017年もありがとうございました。

2018年も、あなた、そしてあなたのかわいいパートナーにとって、イイこといっぱいありますように🍀✨️

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛〜

2017年12月19日火曜日

2017年もあと少し。。。

お久しぶりです。Dr.BAOです。

9/14を最後に、ピタッとブログが止まっておりましたが、それには理由がありまして、Dr.BAOが国際中医師ライセンス取得のための受験勉強をしていたからなのですゞ

その間にもいくつかセミナーには出ましたが、ブログ書く時間を惜しんで(スマセン)
勉強に励んでいたという具合ですm(_ _;)m

で、試験も終わり、セミナー学会解禁となり、またブログ再開致します。
ので、今後ともどうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m

街はクリスマス一色、とかよく言ったものですが、なんか今年はいまひとつ盛り上がりに欠けませんか??ま、いいですけど。。

寒いですね。皆様、そして皆様のかわいいパートナーも、温かくして、よい年末をお過ごし下さい(^_^)ノノ゛〜
Dr.BAOでした。

2017年9月16日土曜日

VMN Live! 1.『左 第2から第4中手骨骨折 整復術』 2.『後肢麻痺』【ライブ手術】

9/14(木)夜から、VMN Live! 1.『左 第2から第4中手骨骨折 整復術』 2.『後肢麻痺』【ライブ手術】を視聴しました。

今回の症例は、

症例1.『左 第2から第4中手骨骨折 整復術』【ライブ手術】
   (ポメラニアン、5歳、避妊メス)

【主訴】飼い主が誤って左前肢を踏む。以降、左前肢疼痛と跛行
【経過】
・2017年9月4日 初診:左 第2から第4中手骨中央部 単純横骨折を確認
          1週間軟ギブス固定にて様子を観察
・2017年9月11日  再診:レントゲン撮影にて骨折端のずれを確認
  
⇒ 以上の経過で、9月14日 骨折整復 

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症例2. 『後肢麻痺』【ライブ手術】
    (ミニチュアダックス、7歳、避妊メス)

【過去の経緯】
・2014年11月 T13-L1 ヘミラミネクトミー
・2016年05月 C5-6   ベントラルスロット

【今回の主訴】
・2017年09月09日夕方より後肢完全麻痺
【経過】
・9月13日来院、当日麻酔下にてCTおよびMRI検査を実施
⇒ 9月14日、手術を実施

というものでした。

中手骨、中足骨というのは手の甲、足の甲の部分の比較的細長い骨。
踏むなどの外力、高いところからの着地などで傷めるところですね。

前後共に、真ん中2本がからんだ骨折はちゃんと整復してあげた方が後々の歩行がうまくいきますね。
端の1本とかだと、大きくズレていなければ、外固定でも可能なことが多いです。

症例2の椎間板ヘルニア。
講師の南先生も、最近オペが減ったとおっしゃってました。
バオ動物病院では、結構前からオペはせず、レーザー、鍼、漢方などでグレードⅣまでは治療するようにしています。グレードⅤはさすがに北摂ヴェッツセンターにご紹介します。
以前から、軽グレードのオペには懐疑的ではありました。
ま、何にせよ、病気が減るということは何よりですね。
いえ実際そう思っていますよ。我々が食べていけなくなる?いえいえ病気がすべてなくなっても、そんなことはないと思っています。より健康に、長く過ごしてもらえるように、医学的に、獣医学的にご提案、実施出来ることがいろいろありますからね。Dr.BAOも本当はそういう仕事をしたいわけですよ。実際。

台風列島縦断(( ;゚Д゚))てか。
どうか皆様、ご注意いただき、被害が最小でありますよう、お祈り申し上げます。
近畿も来るーーっ(≧_≦)カミサマー

Dr.BAOでした〜
寝冷えするなよ😃歯〜みがけよ✨️


2017年8月28日月曜日

ペット中医学臨床応用講座「中医学的な心系病証」

8/27(日)はJPCM(日本ペット中医学研究会)のセミナーで東京八重洲ホールに行ってまいりました。

で、午後の部は、ペット中医学臨床応用講座「中医学的な心系病証」という内容で、鄒大同中医師のご講演でした。

中医学的な「心」は血脈をつかさどる現代医学の心臓としての役目と、神を蔵するという神経系の機能を持ち合わせているのです。

心不全の初期には、気虚と瘀血がある。これは、スゴいこと聴きました!笑
つまり、今まで西洋医学的にアプローチしづらかった心臓疾患の初期というか未病の状態の時に、気虚と瘀血に対するアプローチを進めていくことで、発病し進行することすら予防的にやっていけるかもしれない! こういうのを本当の予防医学っていうんだろうなぁと。
ちなみに、そういう漢方製剤、ありますよ♪動物さん用のモノが。

これからのしんりょうの進め方にも少し変化があるかもしれないくらいのインパクトがありました!

後半は会員先生8名が症例報告をし、参加先生の投票で症例大賞を決めるという。
みなさん、ほんとにすばらしい症例ばかりでした。中医師の先生もおっしゃってましたが、みなさんどんどんレベルが上がってる!うーん、負けてられないと、アンケートには、来年は症例報告するぞ!と書きました笑

お昼ご飯すませた後、駅横の百貨店地下でスタッフ・家のお土産ゲット☆
いつもキオスクでおんなじ様なものばかり買って帰るのがイマイチ感満載だったので、ちょっとヨカッタです。笑

さて、これからまた国際中医師試験へ向けての勉強です!
絶対合格したる! させて! おねがい! カミサマー😭笑
な、Dr.BAOでした〜

ペット中医診断学入門講座「八綱弁証と病因弁証の応用」

8/27(日)は日本ペット中医学研究会の第3回ペット中医学講座に参加するため、東京へ行ってまいりました。東京は暑いと聞いておりましたが、大阪と一緒でした。

さて、午前の部は、中医診断学入門講座として「八綱弁証と病因弁証の応用」という内容で、いつもの楊達先生は出張とのことで、包海燕中医師のご講演でした。

弁証論治とは、診断の確定から治療までの過程である。とか、
弁証論治の基本ポイント、とか、

八綱弁証、病因弁証、気血津液弁証、臓腑弁証をどう関連付けて診断へと導くのか、とか、

実は、現在 Dr.BAOは12月の国際中医師試験に向けて、猛勉強ちうなので、せっかく参加したら、その場で理解して吸収するぞ的なギヤで東京に乗り込みましたので、今回はさすがに、寝ずに、全部聴きました! いや、当たり前と思われるでしょうが、最近の診療時間縮小前の状況だと、土曜夜まで診察、いつも通りの時間に寝て、早朝ののぞみに乗って東京へ、1日講義を聴くのにはもう体力的に、、、という感じでした、が、診療時間短縮の良い面がこういう所にも!😭カミサマー笑

さて、午前の部はそんなこんなであっという間に過ぎていきました。

で、今回はイスクラ産業さんのビルでのセミナーではなくて、東京駅前の東京八重洲ホールでの開催で、テーブル形式だったので、いろいろ本を置いて、参考にしながらが出来たので、非常に良かったです!

で、お昼は駅周辺の地下街で。
インドカレーのお店に関西の先生方と行きました。
(昼から同じマトンのカレー食べた先生がお腹こわしてましたが、、、😱💦笑)

午後へとつづく〜

2017年8月17日木曜日

VMN Live! 『排便困難を呈する猫の尾根部腫瘤摘出手術』(ライブ手術)

8/17(木)夜から、VMN Live! 『排便困難を呈する猫の尾根部腫瘤摘出手術』(ライブ手術)を視聴しました。

今回の症例は、、、

(雑種猫、11歳、去勢オス)

【稟告】
 ・3ヶ月前より尾根部に腫瘍性病変を確認していたが
  ここ2~3日で急に大きくなり、痛みだした

【経過】 
 8月13日
 ・以上の稟告で他院より紹介
 ・当日FNAにて悪性間葉系腫瘤を疑う所見

 8月14日
 ・麻酔下にて、CTおよび生検を実施

【CT所見】
 ・右尾根部より尾側に腫瘍性病変が成長
 ・直腸を圧迫しているが、尾骨の骨反応はなし
 ・転移を疑う所見はなし

 ⇒ 飼い主と相談の上、病理検査の結果を待たずに、
   摘出手術を8月17日に実施

というものでした。

FNAとは、fine needle aspiration(穿刺吸引細胞診)のことで、バオでも日常的に行っている検査手技です。そこにあるカタマリが何であるかを針を刺して、針の中に入った細胞などをスライドガラスに吹き付けて標本をつくって染色して顕微鏡で観るわけです。

腫瘍か腫瘍ではないか。
良性か悪性か。
パーフェクトでは無くても、だいたいの方向性をご家族に示すことができます。

さて、今回のオペは、電気メスや超音波手術器を使用していました。
出血もあまり多くなく終わっていたと思います。

術前のCT検査は必須とお考えか?とDr.BAOが聞くと、血管などがよくわかるので、メリットがあると術者・講師の南先生。
腫瘍がどこにどんなふうに存在しているかで、そのあたりの判断はするべきでしょうね。
最近のエコーはかなり性能が良くなっていますので、CTの代わりにはなりませんが、ある程度の浸潤度合いの判断はできます。

今回は排便困難という症状があるから、オペに踏み切ったわけですね。
QOLがどれだけ低下しているかは、外科適応判断の大事なポイントですよね。

お盆明けで視聴する先生も少なかったのか、質問も少なかったですが、その中で3つ質問しました(^_^)3

バオはお盆休みはなかったのですが、今日は皆さんがお盆明けという感じでたくさんご来院いただきました。(なぜか初診さんも多かったですゞ)
これからだんだん季節の変わりめ的な体調を崩しやすい時期ですね、夏の疲れも出てきますしね。それはあなたのかわいいパートナーも同じかもしれませんね。

食欲や排泄の様子などをよく観察してあげてくださいね(^_^)ノ

では、まだまだ30度越えの大阪・豊中から
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛〜