2016年6月30日木曜日

VMN Live!『仙結節靭帯、坐骨骨膜を用いた両側会陰ヘルニア整復、結腸固定、 去勢手術』

6/30(木)、VMN Live!『仙結節靭帯、坐骨骨膜を用いた両側会陰ヘルニア整復、結腸固定、 去勢手術』を視聴しました。

会陰ヘルニアは未去勢の雄犬に多く見られるもので、初期は便が出づらそう、という主訴でお連れになるケースが多い。
で、直腸に指を入れて中を調べてみると、横の方向に空隙(直腸憩室)ができていることが多く、そこに便がたまって、きばっても便が出づらくなる。
早くに外科をするか、しばらく緩下剤や食事療法などで経過を見るかは、その都度その症状の度合いとご家族との話し合いで決まっていく。

ヘルニアが酷いケースでは、あまり経過を見ず、早めに外科をおすすめしているが、軽度な場合は経過を見ている気がする。
未去勢の雄犬、それもご高齢の場合が少なくないからである。

外科は、直腸や場合によって(膀胱がヘルニアに入っている場合)は前立腺を腹壁に固定し、肛門横の会陰ヘルニア部の残っている筋肉や筋膜や腱と肛門括約筋を非吸収性の縫合糸で縫合してヘルニア部を縫縮する。

再発率が低くはないオペだけれど、オペの工夫次第やオペ後の内科療法で再発率は下げられると思う。

ちなみに若い時に去勢手術をしたオスはあまりこの病気にはならない。
去勢手術のメリットのひとつである。

てな感じの内容でした(^_^)ゞ

今日で6月も終わり。
明日から7月!
といっても、べつにどうってことなく、がんばるしかありましぇん!(≧_≦)ノ☆

皆さんもご自愛下さい〜
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛〜


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