2016年8月15日月曜日

VETS CHANNEL『頭外側切開による股関節へのアプローチ(右後肢)』

8/15(月)午後診終了後、VETS CHANNEL『頭外側切開による股関節へのアプローチ(右後肢)』を視聴しました。

ウェブセミナーです。
このサイトのオペ動画は画像が綺麗なのでイイですね。
この動画はそれほど長いものではないですが、日頃遭遇することの多い股関節外科の復習のために視聴しました。

外科のためには解剖、とくに術部の局所解剖がどれだけアタマに入っているかでオペ時間がかなり左右されますので、Dr.BAOも避妊・去勢など以外のオペでは緊急のものを除いては、あらかじめ局所解剖などを確認してからメスを入れるようにしています。

この股関節へのアプローチも昔は大転子の骨切り術をしていた時代もありますが、最近はほとんど筋間を切開していくこの方法をDr.BAOもとっています。
できるだけ手術侵襲を少なくするためには大腿骨頭だけを触る場合はその方が優れています。骨盤骨折などの場合は骨切り術をした方が手術時間の短縮になる場合もあります。

30年間、いろんな勉強をしてきました。

獣医療の領域でも専門分化が進みつつあります。
良いことでもあり、逆の面もあります。
ただ、訴訟などの重い問題のことを考えると、一次病院的な我々一般動物病院がこれから果たしてどこまでやるのが良いのか、正しいのか、望まれているのか、それらすべてを考えながら、我々は勉強する内容も考えていかねばならないのだろうなと思っています。

昔ながらのDr.BAOはそういう専門病院など一軒もない状態からのスタートで、大学病院も診療内容が??の時もあり、みたいな時代でしたので、自分自身でやらざるを得ない状態だったわけで、全科を勉強せざるを得ない状況だったわけです。

全科にわたり二次病院が整っているわけではない現在、やはり、やれるだけ一次病院でがんばる姿勢は大事だと思いますし、二次病院との適切な連携も大事だと思います。

ネット情報もピンキリ。
何を信じても良いか、の判断も難しいところ。
信頼できる獣医師とのやりとりで、ネット情報の良否を相談し、その動物さんのベスト、ベターをいつも考えていける態勢を整えていけると良いですね。

Dr.BAOもそういうお役に立てるよう、日夜精進タヒぬまで〜

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛



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